スタッフブログ

2023.06.23

中小零細企業の現場におけるDX考察

 最近、DXの相談をよく受けますが、つくづく思うのは、「企業は人なり」という事です。

DXシステムは、お金さえ出せばどんなことでも可能な時代になってきました。AIを組み込むのもよいでしょう。
とりあえずシステムはできます。
しかし・・・
企業に横たわる課題は、実はそんなことではなく、「誰が」「どのタイミングで」「どんなふうに」使いたいかという事に尽きると思います。
つまり、ユーザーのITリテラシーはいかんともしがたく、DXだという前に、クリアしなければいけない企業の問題があるのです。
DXを導入、活用したいならば、最低限次のレベルは越えなければならないと感じる今日この頃です。
1.パソコンがひとり1台存在していること
2.それぞれが自分固有の会社のメールアドレスを持っている事
3.業務(の情報管理)の多くがPCやスマホとネットワーク上にあること
4.社員一人一人のITリテラシーがあること(最低、アカウントの概念がわかること)
5.トップが会社の中をDXで別会社のように変化させようという強いビジョンをもっていること
このどれがかけていても、中小・零細企業でのDX導入などという事は、夢のまた夢物語なのです。
もしDXを始めようと思われる経営者の方がいらっしゃれば、まず、①社員のIT教育、②業務のIT化を実現し、そこからネットワークへの拡張(DX化)を模索するステップになると考えます。

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