修理ブログ 不定期更新
2025.11.18
【HDDが“ゴトゴト…”+動作遅延】 → SSD換装&データ移行でよみがえった一台のお話
■ご相談内容

「最近パソコンを起動すると“ゴトゴト”“カタカタ”と変な音がして、動作も遅くなってきたんです…」
そんなお悩みでご来店いただいたお客様。

電源投入後の異音と、明らかに重くなった操作性。
クラカズ新田店でもよくあるご相談ですが、実はこの“音”はとても重要なサインです。
HDD(ハードディスク)は内部でディスクが高速回転し、ヘッドという部品が磁気情報を読み書きします。
このヘッドの動作が乱れたり、回転が不安定になると「カタカタ」「コトッ」という“機械的な異音”が発生します。
放置すると最悪データが読めなくなることもあるため、早めの対処が重要です。
■診断の結果:HDDの劣化が進行

お預かりしてまずはHDDの健康状態をチェック。
SMART情報(HDDの自己診断データ)を見ると、
セクタ不良の増加
回転数の不安定
温度上昇
など、複数の劣化サインが確認されました。
さらに、HDD本体から耳でハッキリ聞こえるレベルのシーク異音があり、
「このまま使い続けると突然起動しなくなる」
という状況。
お客様も「大事な写真だけは残したい…!」とのことでしたので、早めにSSDへの換装をご提案しました。
■今回の作業内容
●1. 分解&HDD取り外し
機種ごとに分解手順が違うのですが、今回は底面パネルを外すタイプ。
配線と固定ネジを丁寧に処理しながら、HDDを取り外します。
●2. クローン(そっくりそのまま移行)
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今回はHDDがまだ“ギリギリ読める状態”だったため、
OS・設定・アプリ・データを丸ごとSSDへコピーする“クローン作業”を実施しました。
劣化が進んだHDDでは読み取り途中でエラーが出ることもあるため、慎重に実施。
時間はかかりましたが、無事にすべてのデータが移行できました。
●3. SSDへ換装
SSDはHDDと比べて
高速
静音
衝撃に強い
発熱も少なめ
という利点が多く、体感速度が大幅に改善します。
換装後はケーブル・ネジの固定をしっかり行い、再組み立てへ。
●4. 動作チェック
電源オン……
わずか10秒ほどでデスクトップに到達!
アプリ起動もサクサク、ブラウザも一瞬で立ち上がるようになりました。
お客様も「全然違う…!」と驚かれていました。
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■交換後の改善具合
SSD換装は“効果がはっきり出る修理”の代表格です。
今回の改善ポイント:
起動時間:40秒 → 約10〜15秒
アプリ起動:体感で2〜3倍高速化
異音:完全に解消
ファイル読み書き:圧倒的にスムーズ
PCの寿命:+2〜4年の延命が見込める
特に多いのが「買い替えようか迷っていたけど、これならまだまだ使えそう」という声。
コスト面でも買い替えよりかなりお得です。
■こんな症状がある方は早めにご相談ください
SSD換装をおすすめしたいサイン
起動が遅い(1分以上かかる)
たまに固まる/砂時計状態が続く
ファイル操作が遅すぎる
内部からカタカタ音
何年も前のHDDをそのまま使っている
写真や書類のデータが大切で失いたくない
突然動かなくなる前に、バックアップや換装をしておくと安心です。
■クラカズ新田店より
「最近PCが遅い」「音が気になる」「データだけでもなんとかしたい」
そんなときは、どうぞ気軽にお持ち込みください。

山口県防府市新田605-1
TEL 0835-28-2020
動作改善、データ復旧、SSD換装、クリーニングなど、
クラカズ新田店が責任をもってサポートいたします。
